エンジン オーバーホール メニュー
格好だけの車と揶揄される、評価の低いERAですが、ERA社が目指したパワーをあなたのミニに甦らせます!
@ERA1275エンジン
・クランクシャフト曲がりチェック後、クランクメタル・コンロッドメタル+010オーバーサイズ加工 バランス取り
・コンロッド重量合わせ ピストン交換オメガ製鋳造+020 with 10 cc central dish for turbo's(1310cc)
・ダミーヘッドボーリング
・カムシャフトメタル交換 タイミングギア(軽量 or アジャスタブルタイプ) PIPER CAM T3(ターボ用)
vertoタイプ flywheel and a genuine Turbo clutch cover and plate(ローバー純正)
ターボ用オイルポンプ
Gr.A用ガスケット(ブロックリセス加工・ヘッド修正面研)はオプションです。
ノーマルヘッドにオーバーサイズEXバルブを入れて、ポートの研磨と燃焼室容量を拡大(28cc以上)。0.5bar過給圧で約120HPを発生(要キャブセッティング)
レースヘッド&0.8barで150HP!
HI-FLOW Race シリンダーヘッド(DHR特注加工品)+オメガ鍛造+020 with 15 cc central dish 仕様で 圧縮比を8まで落とし
1.0barの過給圧&インタークーラーで200HPが可能です。
※ピストンは鍛造でも鋳造でもOK。予算次第。セッティングが合っていない状態ではどっちも壊れます。棚落ち・融解・・・etc
いずれの仕様もキャブセッティング無しにはブローに見舞われます。セッティング作業は別途お問合せ下さい。
※注 150HP以上の仕様は、クーラーを諦めて下さい。(本国仕様はクーラーなんてありません!)
今回はTさんのERAが2・3番EXバルブ破損によるブロー、ピストンちょっぴり融解、2・3番シリンダー壁クラック、オーバーヒートを発生したので、上記@のメニューからブーストアップを省いた作業を行います。まずは圧縮比を8.5まで落とし、デトネーションを防ぎます。ノーマルブーストでしっかり燃調を合わせます。
後日、慣らしを終えて、充分にノーマルブーストを味わったら?0.5barまでブーストを上げてNX社製ナイトロチューニングを追加予定。ワンプッシュ150HPのERAターボが完成です。
部品調達
バルブ・ピストンを輸入(DHRで販売中)。同時に冷却系の見直しを行う為、4コアラジエーターの製作とサブラジエーターの追加を行う。また、冷却ファンはスチールの6ブレードに変更。ただし、ラジエーターステーの変更を行わないと、コアとファンが接触する。
が!…
カム山をチェックしていたら、2・3番排気側の山がノッペリとなっている・・・。普通カム山って三角おむすびのツクツクみたいな形なんですけど。当然リフターも虫食い状態でアウト!プッシュロッドも減りと曲がりが・・・。
パイパー製のターボ用カム(これも最近は2種類用意できます)、穴あき加工済みの軽量リフター、強化した中空プッシュロッドを追加しました。
実践編
エンジンを降ろします。手順としては、@キャブレターをインマニごと外します。A上下2ヶ所のトルクロッドを外します。細かなもの(オルタネーターなど)は随時外します。Bマスターバックはステーごと取ります。ドライブシャフトをインナーのブーツから外し、マフラー・ダウンパイプを外します。Cオイルラインを外せばターボユニットが上から取る事が出来ます。Dエンジンを上から抜きましょう。
※途中でデスビやセルモーター、ブレーキラインを適宜外してください。
いろいろな物がついている為、エンジンの移動代がありません。ヘッドは何とか抜けても、同じ様に収めるのは結構骨です。・・・・が、
慣れると、ああやって、こうやって・・・・で、チャンと乗るのです。皆さんもがんばってね!
熱によるパイピング類の痛みがひどく、注意が必要です。
作業工程
ボーリング&ペイントや各種加工の終わったブロックを作業台につけます。ブロックには「DHR1293TURBO」の打刻が入れられます。これはフル加工されたエンジンだけが持つマークです。バーベキュー台のようにエンジンをひっくり返してクランクの取り付けです。
ピカピカのブロック&ピストンは気持ち良い!特別なカムを入れて、バルブタイミングを正確に取ります。ノーマルギアにカムを組んでしまうケースが多いようですが、それではカムが死んでしまいます。2度・3度であっても正確に作動させてこそ、製作者の意図が体感できるというものです。0.5mmほど薄くなっています。可変タイミングチェーン又はWチェーンで新品&変芯Keyの組み合わせが望ましいです。今回手持ちの変芯Keyが合わない角度だったので可変式にしました。勿論カバーやナットなどいろいろ加工をしないと付きません。今回はリフターも新しくしました。左が穴あけ加工された軽量タイプです。
組み付けに関しては通常のOHと同じ要領になりますが、締め付けトルクに注意が必要です。
オーバーヒート対策にラジエーターを大容量の新しい物に、FANをスチール製の6枚に、サブラジエーターをやはり効率の良いものに換えました。
これらはレースエンジンに取り入れているものばかりです。通常の真鍮製ですからアルミ製に比べて安価です。しかし効果は充分です。勿論グリルも通常通り収まります。サーモスタットが開くとスカッと水温が下がります。
ガランとしたエンジンルームに、きれいに塗装されたエンジン(まだヘッドは載せていません)とラジエーターを一緒に収めます。
あとはセッセと外した補機類を取りつけ、最後にヘッドを載せます。タペットのクリアランスは0.35で。
排気系を取り付け、排気漏れをチェックしたらあとは点火時期を調整してOK。
さて、低圧縮&カム交換されたERAの走りは如何に?
乗ってみなきゃ分かりません!(゜-^*)σ
圧縮比が下がって、ターボの効きがスムーズになりました。カム交換の効果も良く出ています。
ブローしてピストンやヘッドの加工を行う際に、ノーマルピストン(インジェクション用)を使ってしまうのは費用の無駄です。
マウント・ブッシュ類を換えれば、アクセルオン・オフのぐらつきもなくなります。