1300iで造るレーシングカー

 

これまではレースカーと言えばキャブ車ばかりでしたが、多くのミニユーザーがインジェクションモデルを使用している事を考えれば、今後は車種の以降が始まるはずです。今お持ちのミニをより楽しく、よりスポーティーに変えて行く、そんな企画が今回の1300iで造るレースカーです。

1、はじめに

今お乗りの車両をベースにするのがあなたのBestです。2台目を所有できる方は、出来るだけ「今動いている、つい最近まで動いていた」ミニをベースにしてください。

長い間放置されていた、不動だった車は、保管状態にかかわらず、実際に作業を進める上で多方面に余分な費用が掛かってきます。

1300iも安価に入手出来る様になりました。安くても20〜30万のモノからスタートしましょう。

 

2,そして

レースカーの足回りにしてしまうと、おそらく街乗り出来ない位ハネます。だから、まめに調整するか、あきらめて車酔いするかどちらかにしましょう。

 

7月3日更新

車が届いたら、まずエンジンを降ろします。自信のない方は、外したネジなどは再び装着しておくか、折込チラシを半分にしたものをたくさん用意しておいて、その部分ごとに包んで保管します。混ざらないだけでも相当違います。

     

7月4日更新

エンジンを降ろしたら、どこから手をつけるか?

今回は1300Nエンジンなので、大きく改造できません。さらに走行距離の多いエンジン、そのままレースで走るなどナンセンス!

そこで、まず、ミッションとデフから手をつけましょう。

    

デフはばらせばこんな点数です。大切なのは、デフピンの傷です。中の写真、下のピンの様に傷が入っていたらギアのガタが出ているので、即交換となります。今入手できるデフギアはメタルの圧入されたタイプなので、表面加工されたピンと一緒に交換すれば信頼性は高くなります。

右の写真の下半分が新しいパーツ。ただし、メタルワッシャーは、湾曲が足りないなど、ただ組むだけではクリアランスが取れません。この辺りはプロに頼むか、傷がなければ古いワッシャーを使えば無難です。アウトプットシャフトのワッシャーも古いものを使えば無難です。

※ここで言うプロは、ミニショップではなく、ボーリング屋さんなどです。ミニ屋にやらせたら、壊します(爆)。

 

7月5日更新

サーキット走行に際し、エンジン内でのオイルの偏りによるポンプの空打ちは、エンジンに深刻なダメージを与えます。

ですから、必ず、オイルピックアップパイプを対策品に換えましょう。

ミッションケースのドライバーで指してる辺りのボルトを3本取ると画面左列のギアがそっくり持ち上がりますから、古いものを取って、新しいパイプを収めます。難しいことではないので、外す前の状態をよく見ておいてください。パイプを外す際に、ケースのガスケットも外すことになりますが、丁寧にはがしておけば、多少破れがでても、エンジンシール剤を塗布しておけば再使用に問題ありません。

なぜか毎回字体が違います…(謎)

続く

7月14日更新

さて、お休みいただいていましたが、今日はクラッチ編です。

プレッシャープレートを外して、フライホイールとクラッチ板がこの図です。左側が新しいクラッチ板。右側は推定8万km使用のものです。

新しいクラッチ板をチョイスする時に、強化されたERAターボ用の物をお使い下さい。

プレッシャープレート取り付けのボルトを完全に締める前にクランクシャフトに仮組して、センターを出してから再度本締めしてください。

※意外と締め付けトルクは低いので、締めすぎて折らないように!

コースにもよりますが、ノーマルミッションでは2速が低すぎて使えません。そこで3速半クラッチが使われる場合があります。

強化しておけば安心ですね。

 

7月18日更新

発売されたばかりのMINI+マガジン最新号に紹介されている製作日記です。

ほぼ記事に沿った形でご紹介していますが、キモの部分はもう少し詳しく紹介いたします。

 

今日はここまで!

続く。

 

そしてここから又始まるのですが・・・、

ご存知のように、5時間経過でエンジンがブローしてしまいました。

かなり予想外で事態で、理由もわからない始末。

まとめた内容がミニプラス誌に掲載されたので、記事をご覧下さい。

※ここに記事のコピーが載る予定です。

とにかく、こんなトラブルは初めてだったのです。(涙)

要は、ピストンピンがずれて、シリンダー内壁に大きな傷を作ったこと、そしてそのせいなのか、順序は逆なのかはっきりしないのですが、コンロッドとメタル関係に大きくダメージを与えてしまったようです。

結果として、エンジンのボーリングとクランクシャフトの交換が必要になりました。

そこで、1300Nスペックに終止符を打ち、インジェクションのまま1300Tにすることになりました。

追加の変更として、オリジナルのヘッドに交換、カムの変更、ドライデッキ化、ボアアップ、コンロッドのフルフローティング化、そして掲示板にもあるようにフライホイールの軽量化などです。

エンジンは出来上がり次第、スペックの発表とシャシダイによる出力測定をしたいと思っています。

 

1300T−iエンジンの詳しい内容はこちらから!